ウルトラディープのすべてのバージョンには、オリジナルのコンセプトモデルに搭載されていたムーブメントと同じ、オメガ コーアクシャル マスタークロノメーター Cal.8912が採用されている。デイト表示のない自動巻きのCal.8912は、2万5200振動/時(3.5Hz)で作動し、60時間のパワーリザーブを備えている。また、1万5000ガウスの耐磁性能、Si14シリコン製ヒゲゼンマイ、二重香箱、便利なジャンプセット時針(僕はこの機能が大好きだ)など、最高スペックのオメガに期待されてきた、あらゆる技術の恩恵を受けている。
オメガスーパーコピー シーマスター ダイバー300 コーアクシャル マスタークロノメーター 210.32.42.20.06.001
カテゴリオメガ ダイバー300M
型番210.32.42.20.06.001
機械自動巻き
材質名ステンレス・セラミック
ブレス・ストラップストラップ
タイプメンズ
カラーグレー
文字盤材質セラミック
外装特徴回転ベゼル
シースルーバック
ケースサイズ42.0mm
機能デイト表示
ヘリウムガスエスケープバルブ
1993年に発表された【シーマスターダイバー300M】が25周年を迎えた2018年にフルモデルチェンジを果たしました。
文字盤とダイビングベゼルには耐久性に優れたセラミックを採用し、ベゼルのスケール部分には白さと耐久性向上の為に新たにホワイトエナメルを採用。また、文字盤には初代モデルにあったレーザー加工の波模様を復活させています。
サファイアケースバックから覗く美しいムーブメントにはスイス連邦計量・認定局(METAS)が認定したマスタークロノメーターのキャリバー8800を搭載します。
ウルトラディープの希望小売価格は、ラバーストラップが143万円、ブレスレットが147万4000円、チタンが157万3000円だ(すべて税込)。ロレックス ディープシーが現在157万4100円なので、最も潜水性能の高いダイバーズウォッチが本当に欲しいなら、ウルトラディープは適正な価格設定だと思う(なお、ディープシーの潜水性能は6000mに遠く及ばない3900mだ)。もし僕が入手するとしたら、無理をしてでもチタンモデルを購入するだろう。
もっと幅広く、同じようなユーザー層を持つ時計を考えてみると(実際の性能や価格は似て非なるものだが)、大型ダイバーズウォッチのファンは、あらゆる価格帯で傑出した時計を何本か挙げることができるだろう。もっと身近なところでは、ビクトリノックスのチタン製I.N.O.X. プロフェッショナルダイバー(11万5500円、200m防水)、1000m防水のジンのU1(39万6000円)などがある。ブライトリングは48mmのスーパーオーシャン オートマティック 48(57万2000円~、300m防水)や3000m防水のアヴェンジャー 45シーウルフ(48万9500円~)など、大型のダイバーズウォッチなどを挙げることができる。パネライも47mmのスティール製サブマーシブル(119万9000円、300m)や、よりハイテクな47mmサブマーシブル・カーボテック(217万8000円、同じく300m)などがこのレンジに入るだろう(もっとも防水性という点ではあまり食指が動かないが)。そして忘れてはならないのがセイコーの1000m防水、Cal.8L35搭載のセイコー プロスペックス SBDX038 “ツナ缶”(44万円)だ。
つまりは、あらゆる価格に対応した堅牢で愛すべきダイバーズウォッチが存在するということだ。ウルトラディープの驚異的な潜水性能は決して実用本位ではないが、ダイバーズウォッチ愛好家の世界では相当な魅力と映るだろう。これから先、本当に深く潜りたいのなら、ディープシーを超えてさらに2100メートル潜り、あなた自身のソナーにウルトラディープが検知されるまで潜り続けるのだ。オメガのような多彩な才能を持つブランドの印象的な技術デモンストレーターとして、ウルトラディープは深海で並み居る競合モデルを凌駕するのである。
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