ロジェ・デュブイがウォッチズ&ワンダーズ 2022で発表した新作は、強烈なインパクトを放つスペシャルピースだった。「エクスカリバー ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル モノトゥールビヨン」では初めてセンタートゥールビヨンのムーブメントを採用し、それを12人の騎士が囲むという独特のレイアウトが目を引くアートピースだ。
騎士達が囲むムラノガラス装飾の構造美
2013年に初めて発表されたシリーズ「ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル」の記念すべき8作目となる本作は、ひとつひとつ手作業で作られた騎士たちが特徴的なコレクターズピースだ。騎士はわずか6ミリほどの身長でありながらひとりひとりに個性があり、異なるポージングをとってアワーマーカーの役割を果たす。ちなみに、故・ロジェ・デュブイ氏のラッキーナンバーは8で、ブランドとしても8作目の本作には思い入れがあるという。
円卓はムラノガラスブロック、サファイアクリスタルで作られ、騎士たちの団結と平等の精神を象徴している。円卓は上座や下座が存在しないため、物語の中でも平等の象徴として描かれているのだ。
このムラノガラスから彫りだした透明なパープルのブロックが、モノトゥールビヨンの周囲を浮遊しているように見え、幻想的な風景を上から眺めることができる。ダブルサーフェスフランジは同じくムラノガラス製の塊から彫り上げられており、この浮遊感を実現するためには、ダイアル周りの装飾を8層重ねる必要があるという。
セッティングシステムは2時位置にずらしてあり、これは3時位置の騎士を意識したもの。機能ボタンを押すと小さな赤旗が現れ、巻き上げモードから時刻設定モードに切り替わったことが表示される。
タイムピースの中央に鎮座するセントラル フライング モノトゥールビヨンは変動慣性テンプを備え、円卓の騎士たちによって守られ精度を脅かす重力に共に立ち向かう。パワーリザーブは約72時間だ。
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